どの充電システムを選択しますか?
あなたのスタイルに合う充電システムを見つけよう。
キャンピングカー・ハイエース・キャラバンなど車中泊を想定に入れた場合の、どんな充電システムを選択・組み合わせしますか? 車中泊で何泊するのかどんな電化製品をどの位しようしたいのか。消費する電気からベストな充電方法を見つけていき、車の装置設置スペース、普段の駐車場所、予算などご相談しながらお話を進めていく流れです。
充電の方法はいろいろあります。
1 走行充電システム
2 ソーラー充電システム
3 外部電源システム
4 搭載したまま直接充電
5 持ち運び直接充電
それぞれ どのような充電方法かメリットもデメリットもありますので例をあげてみましょう。
一般に走行充電というとメインバッテリーとアイソレーターを経由してサブバッテリーにつなぐ方法です。
車のメインバッテリーが※1いっぱいになって、時の余った分の電気をサブバッテリーに送り蓄電する方法です。
エンジンを回して走行している間に発電しますので、走行すればするほど発電量は多くなります。
但し、エンジンがかかっていない日が多い車はあまりむかない方法です。
更に、走行中も何かと電気を使用しています。オーディオ、カーナビ、室内灯、ウィンカー、ブレーキランプ。夜になるとヘッドライトやスモールライトなど。
車によっては計器類のバックライトなど色々点灯ていることもあります。
夜の走行の場合は昼間より更に条件が悪いと言えます。これらをクリアして余った分をサブバッテリーにとなると・・・
いずれにしても期待するほどは蓄電しないかも知れません。
※1アイソレーターの種類によって多少の違いがあります。
ここでは車の屋根に搭載するソーラーパネルの充電システムを例にします。
(車内に置く小さい製品もあるようですが・・・)
車載用(薄型)ソーラーパネル・コントローラ−・専用ケーブルキット
車載用ソーラーパネル・コントローラ−・専用ケーブルキット
ソーラーパネルでの充電は、走行する、しないに関わらず、太陽が当たっていれば発電します。
例え曇り気味でも、室内の明かり程度でも僅かではありますが発電しています。(ソーラーパネルの性能によります)
又、ソーラーパネルからコントローラーを介して、サブバッテリーに充電するようになります。
ソーラーパネルの発電量と充電するサブバッテリーの充電量を確認しながら最適な充電方法を選びながら充電しているのが充電コントローラーです。
※ソーラーパネルが発電していても充電を始める目標電圧に達していないと充電を始めず例えば曇りが多い日が多いと、なかなか充電をしてくれず満充電になるのが遅れると言う事もあり得ます。
一概に「高性能の充電コントローラーだから」とか「高性能なソーラーパネルだから」とかという言葉に踊らされず「目的に合った相性」が選定に大事なことだと言えます。
車に設置するソーラーパネル充電は一般的に走行充電の様に急な数日・数十日かけて満充電にするイメージです。一番のメリットはわざわざ充電をする作業がいらない所ではないでしょうか。
日々のバッテリーの電圧を見て充電状況を確認する程度です。
また、長期の連泊で充電する場所がない方にも有効な選択と言えます。
弊社でソーラーシステムを組んだ方でも「1週間位の気ままな北海道旅行に行きたい!」
という方が多いです。
しかし基本条件は普段、駐車している場所で日が当たる場所なのかどうかです。
地下駐車場やガレージに入っている車では効果が少なくなってしまいます。
屋外駐車場で日が当たる場所が基本ですね。
また「災害の時の備え」でソーラーパネルを取付け装備している方も最近は増えています。
ポータブル冷蔵庫・車内照明LEDも備えて「車中泊も地震や災害時の備えも兼ねる」とお考えの方もいます。
あとは家の屋根の上にのせる様なアルミフレームについているソーラーパネルタイプと車の天井に直接取付けるタイプの大きく分けて2種類です。
違いは各ページでご確認ください。
車載用(薄型)ソーラーパネル・コントローラ−・専用ケーブルキット
車載用ソーラーパネル・コントローラ−・専用ケーブルキット
※バッテリーが何個が適正か、ソーラーパネルを何枚のせるか、コントローラーの仕様など使用条件で変わってきますので合わせてご相談ください。
※この外部電源キットを使い。車内へ100V電源を引き込みます。
他に色々システムを組まないと下記に書いてある外部電源システムは完成しません。
車の外側にコンセントを施工し、外部から100V(コンセントで)電源を取り、内蔵させた充電器で車内のディープサイクルバッテリーに充電するシステムです。
設備が整っているキャンプ場に宿泊する場合は、充電コンセントが用意されている場合があり停めている間や寝ている間に充電が出来ます。又、電源の容量が許せばサブバッテリーに充電しながら100V電源としても使用することも可能です。(システムの組み方によります)
又、自宅の駐車場や停車スペースがある場合はそのまま家庭用電源から充電可能です。
サブバッテリーの端子を直接触らず100Vコンセントを差し込むだけで充電が始められるので車の近くに電源が引ける場合はお手軽な充電ですね。
車を施錠したまま充電できるというメリットが大きいかも。
車内に搭載しているディープサイクルバッテリーに直接充電器(100V)をつないで充電する方法です。バッテリー充電器の片側は家庭用電源、もう一方はバッテリーのプラス・マイナスにつなげて充電しますので、車のドアや窓を開けておく必要があります。
空に近い状態から満充電にするには8時間程かかりますので、車を施錠しないでも大丈夫な環境の場合は一番簡単な方法といえます。
これは比較的安価な充電方法ですが、確実にバッテリーのプラスマイナスをつながないとショートさせたりするので毎回、慎重・確実に行わないといけないのである程度の電気の知識のある人向けです。
車載のサブバッテリー(ディープサイクルバッテリー)を下ろして、建物内の家庭用電源からバッテリー充電器を使用して充電します。バッテリーを車に搭載したまま充電ができない時、
例えば自宅が駐車場から遠かったり、駐車場に電源がない場合、車の側にいられない場合が多い時などです。
バッテリーを外して自宅に持ち帰り、自宅内で充電するので、車を開けっ放しにしないで、充電が出来ます。
デメリットとしては持ち運ぶバッテリーの重量が重たいことです。バッテリーは1個20kgもあります。
マンションなど階段を使用しなくてはならない場合は少し大変ですね。
又、ベットキットなどなかなか取り出せないところにバッテリーを搭載している場合も面倒だと思います。
一番気をつけなければいけないのは、他の電化製品のケーブルをバッテリーから一時外さなければいけないことです。
配線どうしの接触は、間違うとショート、スパーク、火事の原因になります。
車は燃料を積んでいますのでスパークした火が引火したら大事件です。
確かにこの方法も安価に充電する方法の部類ですが多くの場合は、この方法はオススメしません。
充電毎に毎回、慎重・確実に端子の取り外しバッテリーの運搬・充電し再び端子の結線作業ですから大変です。ある程度の電気の知識のある人向けです。
しかし、持ち運んでしか充電が出来ない場合は、バッテリーBOXを使用するのも手かも。
バッテリーBOXに入れておけば、むき出しの状態よりは、つながっている電装品を比較的安全に取付、取り外しが出来ます。
それぞれ、どのように車と電気を使うかによって、充電方法を選んでみてください。
いくつかを併用すれば、安心な場面が増えるのは確かです。
ただ、配線が多くなりますので、設置工事は充分に気をつけて行ってください。
自身がない方は、TKテックにぜひご相談下さい。
適当に処理すると火事になる恐れもあります。
就寝時などに火事・・・怖すぎます。
電装品のみのご注文の場合、ケーブルやヒューズなど必要部品の種類や容量などに関してのアドバイスは控えさせていただいております。メーカーにお問い合わせください。
施工のみのご依頼は承っておりません(例外もあります)